2016年5月19日木曜日

憲法カフェin春日部

こんにちは。ひだまりです。
春日部で明日の自由を守る若手弁護士の会の竪先生をお招きしての憲法カフェを企画しました。
夏の参議院選の前に、憲法について、自民党の改憲草案について学んでみませんか?
もしも改憲が現実のものになったら、私たちの生活や子供達の未来にどんな影響があるのでしょうか。憲法に関するあれこれ、疑問や不安などを、みんなで話しませんか。
ご参加、お待ちしております。


2016年4月13日水曜日

アーサー・ビナードさん&竪十萌子さん 講演会アンケートのまとめ。

●自分が考えていた事、信じていた事が正しかった。間違っていなかったことが確認できました。アーサー・ビナードさんは素晴らしい!!日本の総理大臣になって欲しい!!自分でできることをどんどんやります。(男性/60代)

アーサーさんの始めのまるで雑談のような「境界」のお話しが「切れ目のない」の恐ろしさという大きな問題につながっていくこととてもショックを受けました。「同盟調整グループ」のこと知ることができて良かったです。笑いながら学ばせていただきました。竪先生にはずっと憲法カフェに参加を望みつつ日程がどうしても合わずはじめてお目にかかれて嬉しく思います。またお二人のお話を聞かせてください。(女性/40代)


日本の問題点をはっきり知ることができました。大変なアメリカからの圧力ととらわれ人の政治家ががっちり組んで日本を動かしていることをどのように私たちが対処していくのか。結局個人個人がどう知識を深めそれを伝えていくのか道は遠いけれどそれしか方法はない。暴力は使わず言葉の力をもっと身につけて日本語の素晴らしさに誇りを持ってあきらめず自信を持って生きて行きたいです。(女性/60代)

安倍政権、永田町の言葉はいつもまやかしだと思っていました。わかりにくい日本語、日本語破壊、その通りですね。今回の講演会、日本語について深く深く考えさせられました。ありがとうございました。(女性/40代)

日本国籍の無い人がなぜこんなに真剣なのか。諸悪の根源は1945年国体護持にあり、昭和天皇が占領は長いほどいいと公言していたことにある。退役米軍人が沖縄で基地撤去運動をやってることに感銘を受ける。(女性/70代)

「憲法を自分の生活の道具箱」憲法を生かす、活かすもっともっと知る。できることを動く…なかなか体力の問題もあるのですが頑張っていかなくてはと思います。憲法を守らなければと!自分の生活の中の経済生活も考えようと思います。コツコツとした一人一人の考えが大きな力になるように。(女性/50代)


鋭い切り口のアーサーさんの話はとても分かりやすくとても考えさせられました。日本という国のアイデンティティーをしっかり考え守っていくことがひとりひとりの責任であると思いました。日本という国の立ち位置、日本人の立ち位置を深い視点で見ていきたいです。(女性/60代)

自分がそして国民の多くが本当のことを何も知らないままに流されていることを知りました。自分にできることを今日からやっていきたいです。アーサーさんのお話とても楽しかったです。日本人でありながら日本語について、日本についてとても鈍感であることに気付きました。(女性/40代)

アーサーさんのお話は非常に楽しく時間切れが残念でした。日米関係の話ではぞっとし、絶望的な気分になりましたがそれ故日本国憲法を死守することが絶対に必要だとわかりました。竪さんが埼玉県は「勝てる地域」とおっしゃったのがとても励みになりました。頑張りましょう。(女性/50代)

毎週文化放送を楽しみにしています。いつもすごく短く感じていたので今日はたっぷり伺うことができて嬉しかったです。この国がどういう状態であるのかを丁寧にわかりやすく聞かせていただいて感謝します。すごくいい時間でした。ありがとうございます。「もっと考える、もっと学ぶ」里山のある日本(そうなんですよ!!)大切にしたいものを守るためにできることをする。(女性/50代)

思考開始しました。あんぽんたんが覚醒しないとダメなのかな?そうならだめですね。「あんぽんたんが少数ならそもそも安倍政権は成り立っていない」アーサーさんの言うとおり。急にあんぽんたんから覚醒する人が出てくることは考えられないから、やっぱりダメか?(男性/60代)



「日本はアメリカの属国」「切れ目」=日本の文化の関係から日本の危ない未来が見えてきました。日本=官僚機構、アメリカ=ユダヤ資本と置き換えると面白いと思うのですが…「同盟調整グループ」この和語は覚えておきます。竪先生の資料は真面目すぎて訴える所が明白でない。(男性/70代)

日本国憲法がお仕着せでないことが分かった。前からお仕着せでないと聞いていたのですが、今日はアーサー・ビナード先生のお話を聞いて本当に、リアルにストン!お分かった。また、日本人でなく外国人から見た日本人の客観的な観点からの分析はとってもとっても新鮮でした。軽快なトークがほかの深刻な学習会よりも身近に感じられた。(女性/40代

●現在2016年1月がNazis全権委任法成立の時と同じということばに改めてそこまで来ているのかと認識した●新聞=ニュースのこと、何を読んでいるのかと反省した●ボランティアについてはナチスが(旧日本軍も)強制された自発性へと導いていったことを思うと、ボランティアで感じる喜びをそちらに転化されないよう自戒したいと思う●アクションリストはありがたく思いました。とりわけ「自分の考えをまとめること」はすぐにもとは思いますが学んでまいりたいです。(女性/50代)

●アーサーさんの日米軍事同盟の言語からの分析は小気味が良かったです。日本人以上に日本人らしい方ですね。実に興味深い講演内容でした。●弁護士会の中でも反動的な動きがあると知りショックです●内容のある対談でした。国民が意識を高め政権を監視してゆかなければならないと再認識しました。(女性/60代)

アメリカ人から見た日本の政治と安保法制の正体を知り、毎日の生活で何をやめるかを決め、日本国憲法について勉強しようと思いました。すごく勉強になりました。竪さんのお話や、アーサーさんとのかけ合いをもっと見たかったです。(女性/30代)

里山憲法には賛成ですが国際社会の軍事勢力の中でつぶされずに生き残れるのでしょうか。私たちは何をすべき(出来る)のでしょうか。理解する為には勉強が必要ですね。のほほんと暮らしてはいけないようですね。反省してます。銀行の預金を動かすのは年をとると中々大変ですが考えてみます。(女性/70代)

「憲法を自分の暮らしの道具にし、常識にする市民になる」というアーサーさんの言葉に私たちの日本国憲法を大事にしなきゃいけないという思いを強くしました。自分の考え方や行動の「モト」(基本)になるアイディアをたくさんいただきました。消費しないくらしが現政権をおろすことになることも目からウロコでした!!楽しんで節約します。(女性/40代)

初めてアーサーさんの講演を聞きました。「ペンタゴン・ウォール街」→永田町=安倍政権(↔沖縄)=NHK(マスコミ)・国民(カヤの外)大変納得しました。感心するばかりでした。気付いた事は夫の普段から言っていることと同じでした。夫を見直さないとと思いました。なんて知識豊富でそれが生かされていて、本当に来て良かったです。(女性/60代)

アーサーさんによって言葉、特に日本語の大切さと言葉によってごまかされている事実を知る事が出来た。日本がアメリカによって支配されていることがアメリカから見ることによってよく理解する事が出来た。我々が日本を守るために何をすべきか何ができるかを考えて行動していかねばならないと思った。小さなことでも我々国民ができることがある。(男性/60代)

現政権の危険性を知らせるのにとても分かりやすい講演でした。でもそれを多くの人に伝える事が出来ない自分がもう焦ってしまいます。焦ってはいけないと思い知る。(女性/50代)



日本の転がり落ちるのもしっかり聞かせていただきました。聞く耳持たずのアベはなんて奴なんだ…が今日の話ですっきりと分かった。日本語がわからない、日本語が出来ない。日本語でまともに考えられない…等々。アベの愛国心はじいさんを助けてくれたアメリカ。蝶よ花よ札束よの環境をくれたアメリカ。なのだということがわかった。アメリカばかり向いている奴は出て行ってもらいたいと思っていた気持ちの原因を見つけることができた。アメリカ国防省→手先の霞が関→アベは口から発するだけ。これじゃ反対しても通じない。と暗くなりかけたけどギアチェンジした。すばやい。なんせ参院選(同時?)まで時間がない。(女性/60代)

アーサービナードさんのお話、アメリカ人としての視点もとてもおもしろく、大変聞きごたえがありました。両国語に堪能で半生をアメリカ、残りの半生を日本で暮らした方だからこそわかる日米両政府の考えおよび両国民の考え、および安全保障の捉え方がとても参考になりました。又ビナードさんの講演があったらぜひ参加したいです。思っていたよりもずっと日本はアメリカに隷属しているのだ…ということがわかりました。又竪さんのお話で弁護士会までもが危機的状況になりつつあることがわかり暗澹とした気持ちです。(女性/50代)

アーサー・ビナードさん&竪十萌子さん 講演会まとめ 2

「ニッポンはどこまで転がりおちるのか」後半のまとめです



*弁護士会の動き
全国の弁護士会や日弁連も安保法制違憲だとしているが、だんだんと雲行きが怪しくなってきている。弁護士会が安保法制に反対する政治活動に関わることについて訴訟を起こしている弁護士もいる。

*大日本帝国憲法の「明治憲法」呼びについて
ヨーロッパのプロイセン帝国の憲法を真似した大日本帝国憲法を褒め称えるための「明治憲法」呼び。大日本帝国憲法は、憲法風味だけど憲法の本質がひとつも入っていない。

*「NEWS(ニュース)」
「ニュース(NEWS)」が伝えるのは「大事なこと」ではなく、「新しいこと」である。安保法制は、ずっと同じ法案なので、英語で考えると特に新しいことではなく、アメリカでは昨年9月の安保法成立も報道されなかった。
一方で、辺野古基地反対闘争は、アメリカにとって新しいことであり、バークレーの市議会で辺野古に関する抗議決議が成立した。日本ではほとんど話題にならなかった

*日本とアメリカの歴史をつなげて考える
安倍さんのおじいさんは戦争犯罪人だが、米政府によって身分を保障された。今の安倍さんの地位等は全て米政府によってもたらされた恵みである。なので、彼の愛国心の向かう所が違っているのだろう。
アメリカ合衆国憲法もすばらしい憲法だったが、1947年に「安全保障法制整備」の名の下で殺された。「安全保障」という名目で憲法違反がまかり通る社会の前例を作った。その時に
国家安全保障=「ナショナルセキュリティー」=安保法制
と和訳された。トゥルーマン政権が1947年にやったことを去年の秋に安倍政権がやった。

*「支持」の前に「理解」があるか
ジェファーソンの言葉…国民が無知のまま自由を享受して暮らそうと思うなら、そんな虫の良い話はないと歴史は証明している。歴史を知らずに仕組みも分からずに平和に豊かに暮らしたいというのは無理である。理解しないと全てを失う。
安倍政権の支持層の1~2割は分かって支持をしているだろう。大半の国民は中身を理解しておらず、分からないままテレビを見たり話を聞いたりしてる。そんな中、憲法カフェの取り組みは一番重要なのではないか。

*この夏の選挙で憲法を生かすか殺すか
安倍さんの本気度に勝てる本気度で私たちはやっているのかアクションリストを参考に行動していきましょう。

無駄な消費をやめ、買うときは企業の思想を考えて買う。これは、消費者の権利であり企業に対する意思表示である。これからの参議院選までは最低限の消費で節約を楽しむ日本に。個人消費が落ち込めば、経済にブレーキをかけることができ、政治的意味を持つ

アーサー・ビナードさん&竪十萌子さん 講演会まとめ 1

「ニッポンはどこまで転がり落ちるのか」前半のまとめです。



*境界線を引くことで文化を創りだしてきた日本

日本は新年になると、まったく異なる世界になる。自国政府がしたことさえ「忘年」と忘れる
「初夢」「初日の出」など、すべての行動、事柄に『初』がついて、境界線が鮮やかにある。

日本は切れ目の文化であり、細かく分けることで豊かさ、文化をってきた。歳時記は、行事や生態系などが季節とつながっている。
日本には、時間と空間の線引きが豊かな文化がある

切れ目がないと、日本が衰退し、また日本語の価値が下がる可能性がある。

*安倍政権 切れ目をなくす政策

安倍政権が日本語を破壊し、本語を潰す政治をしているという、危機感がある。

「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」
キーワードが、「切れ目、邪魔なもの」
切れ目があると効率、能率が悪くなり、切れ目をなくすこと進歩として捉えられるという刷り込み。

「切れ目のない日米同盟、対応には、緊急事態が前提」
アメリカ国防総省、空軍、海兵隊、陸軍、それに群がる多国籍企業、下請け(軍人、セキュリティ会社)が全部日本の国庫(税金)に顔パスで入っていき、歯止めがかけられなくなる。
国防総省の決定事を和訳して、官僚が確認し日本の現場に即時適用されることになる。

*ビナードさんの2015年の一番のキーワード 『同盟調整グループ』とは?
日本とアメリカが平時も安全保障、外交部門など一体で運用する審議会。
内容は非公開。同盟調整グループで決まったことは国会に問う必要もない。

*緊急事態条項
自民党憲法草案98,99条の緊急事態条項は、お試し改憲というものではなく、自然災害、他国による武力攻撃、社会秩序の混乱があるときは、憲法を無視してもよいというもの。

沖縄が辺野古基地の反対に、憲法を正しく使って政府と張り合っていることが、社会秩序の混乱となると認めると、→緊急事態になる可能性がある。
私たちの生活を守るには、言葉で戦うしか手段がない。

*憲法とは
ドイツにはワイマール憲法があったが、ナチスが民主的な手続きを踏まえて、民主体制のルールの中で全部潰していった。それに気づかない人が圧倒的に多かった。
経済の流れも飲み込んで、国民が歯止めをかけるルールも壊していき、法的にはもう戦えなくなった。

現政府はナチスの全権委任法と同じものを作ろうとしている。
市民運動潰されて、憲法も失って人権がなくなった場合、どのように生き延びるかを考える時期にきている。

日本の憲法と文化、生活深いところでつながっている。
日本国憲法権力者の力の歯止めとる言葉がたくさんある。日本語が日本語として生きていて生活と権力者を共通点とし、歯止めになっている。日本国憲法を守りたい。

2016年1月15日金曜日

ありがとうございました。

1月11日の「ニッポンはどこまで転がり落ちるのか」講演会に来ていただいた皆様、どうもありがとうございました。
おかげさまで当日は225名の参加者数となり、用意したアーサーさんの書籍も完売となりました!
また、カンパに協力してくださった皆様、当日スタッフとして協力してくれた皆様、本当にありがとうございました。

「ひだまり」として独立して初めての講演会で、当初は参加者数が伸び悩んでいたりもしましたが、最終的に大成功という形になり、よかったと思います。
各所で感想や報告をアップしてくださっている方々も、ありがとうございます。
当日のアンケートのまとめについては、後日またあらためてアップします。